同人メタルは終わった。
そんな言葉が囁かれて早数年。世界滅亡と同じくらい囁かれ続けたメタル終焉論。同人メタルも言うに及ばず。
実際、シーンを眺めていても、新進気鋭と言えるようなモチベーション、実力を持つサークルが現れない状態は続いていた。
老舗東方アレンジサークル【CROW’SCLAW】の活動終了宣言に伴う声明文もセンセーショナルだった。もっとも、あのセンテンスはメタルに限らず、同人音楽全体に向けた警鐘となっていたが。
しかし。
同人メタルはまだ終わらない!!!!終わるわけがない!!!!!
キミはAdust Rainを聴かずして死ねるのか?!否!断じてそんなことがあってはならない!!!!!
エモーショナルでポップなメロディ、1st EPから着実に実力を向上させてきたボーカルとグロウル。東方アレンジからキャリアをスタートさせ、アレンジ/オリジナルの両方で技術を高め続けている、今最もシーンで注目すべきサークルだ。
Judgement of the Sunはそんな彼らの最新オリジナルEPだ。
何も言わずに表題曲 Judgement of the Sun を聴くと良い。「聴きたかったヤツ」がそこにある。
メタルはちょっと…なんていうわがままなキッズには、Tr.2 HAPPY HAPPY,ULTRA HAPPY を処方。自らの活動を”HEAVY POP”を称するに違わない、イデアとも言える旋律を感じることができるだろう。